今日は約一年前の出来事、長女の誕生とその時に私にに勇気をくれた特別な虹のお話を書こうと思います。
あの時の不安な気持ちと、そして虹を見た瞬間の感動を、ぜひ皆さんに共有させてください。
1.待ち望んだ命と、突然の試練
長年の妊活を経て、ようやく授かった娘。その小さな命を抱きしめる喜びは、何物にも代えがたいものでした。ところが、喜びは束の間、娘は生まれてすぐに呼吸が不安定になり、大きな病院のNICU(新生児集中治療室)への転院することになってしまいました…。

ダウン症の可能性もあります。
この言葉は、私たち夫婦にとってはあまりにも衝撃的でした。
2.「何があっても大丈夫」と信じられた理由
出産後はとても不安でした。でも、私には長年の妊活を通して学んだことがありました。それは、「ありのままの自分を受け入れる」ことの強さです。
学生時代のことや仕事のことで過去にとらわれていたことがあったのですが、今までの経験に無駄なことはなかったな、それを乗り越えてきた自分自身によくやったなって思えるようになったとき娘は私のお腹にやってきてくれたのです。その気持ちを思い出して、「私には何が起きても大丈夫だ」と、強く信じることができました。毎日NICUに通い、小さな身体で頑張る娘を見守りながら、娘にも大丈夫だよと語りかけました。

私のところに生まれてきてくれてありがとう。何が起きても私がいるから大丈夫だよ。
3.NICUの窓から見えた「希望のメッセージ」
娘が入院して2週間ほどが経った日のことです。
いつものように病室で娘と過ごしていると、看護師さんに「キレイな虹が出ていますよ!」と声をかけていただきました。ふと窓を見た瞬間、私は息を飲みました。とても鮮やかで力強い虹が空いっぱいに架かっていたんです。


「大丈夫だよ、それでいいんだよ、すべてうまくいくよ。」
それは、まるで娘が私に見せてくれたように感じました。その虹は、「それでいいんだよ。」と優しく、そして力強く私を温かく見守ってくれているかのようでした。この光景を目にしたとき、私は心から安堵し、涙が出てきました。その虹が消えるまでずっと見ていました。科学的な現象であるはずの虹が、私にとって何よりの「希望のメッセージ」そのものになっていたのです。
4.虹の科学:試練の雨と希望の光の仕組み
なぜ、あの時の虹は私を力づけてくれたのでしょうか。虹の発生条件を知るとその意味がより深く心に響きます。
虹の発生条件
虹が発生する条件を調べてみました。
虹が出るためには、「太陽の光」と「雨粒」が必要です。
太陽の光は白っぽく感じますが、実は「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の色が混ざったものです。そして、光には「水の中を通ると折れ曲がる」という性質があります。太陽の光が雨粒に当たって折れ曲がるとき、色によって曲がる角度が違うので7色に分かれます。
つまり、太陽の光が雨粒に当たって、7色に分かれて見えるのが虹なのです。
ですから虹を見るためには、太陽が自分の背面にあり、前方には雨粒があることが条件になります。
講談社コクリコ「虹はどうしてできるの?」子どもと一緒に虹を作って学んじゃおう!気象予報士・増田雅昭さん「子どもに伝えるお天気の不思議」#3
試練の雨と希望の光
- 光(太陽):私たちにとっての「希望」や「力」の象徴
- 雨粒:私がNICUで感じた「不安」や「試練」の象徴
つまり、虹は試練(雨)と希望(光)が同時に存在しなければ生まれない奇跡の絶景なのです。そして虹を見るための絶対条件は、「太陽を背にすること」です。これは不安や困難(雨)の渦中であっても、自分の背後には必ず温かい光(希望)が存在していることを教えてくれました。
5.虹が教えてくれた「ありのまま」の美しさ
あの日に見た虹は、私に「ありのままを受け入れる」勇気をくれました。
虹は赤から紫まですべての色を必要とするように、娘も個性や特性のすべてが合わさって、この世でたった一人の美しい存在になるんだと心から思えるようになりました。
そう考えると、あの日の虹は、私にとって完璧なタイミングで現れた、人生からの贈り物だったと感じています。
6.おわりに
あの虹に導かれて始まった娘との一年。素敵な出会いにも恵まれました。私の人生は、不安や試練も含めて、より鮮やかに彩られていると感じています。こうして娘は大きなトラブルや病気もなく無事に1歳を迎えようとしています。この笑顔もまた、「大丈夫だよ」と私に語りかけてくれています。


この経験が、今困難の中にいる誰かの心に、温かい光を届けるきっかけになれば幸いです。

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